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報道用資料
2000年12月12日
『ビタミンの日』制定委員会


12月13日を
『ビタミンの日』に制定

鈴木梅太郎博士を顕彰




  『ビタミンの日』制定委員会では「ビタミンB1」(オリザニン)の発見者として知られる鈴木梅太郎博士を顕彰し、博士の生誕地である静岡県から全国に、ビタミンの知識の普及に寄与する情報発信活動を行っていくことを目指し、博士が当時の学会(東京化学会例会、1910年=明治43年)に発表した12月13日を『ビタミンの日』として記念日に制定する運びとなりました。

  『ビタミンの日』制定委員会は12月13日を『ビタミンの日』として制定するために必要なすべての活動の推進母体として今年の10月に設立されました。会長に日本学士院会員で京都大学名誉教授の満田久輝氏、顧問には静岡県知事・石川嘉延氏、静岡県議会議長・遠藤榮氏を迎え、総勢42名で構成(別紙)し、静岡県出身の俳優・加藤剛氏やピアニストの仲道郁代氏、また元Jリーグ清水エスパルスの長谷川健太氏なども名前を連ねていただいております。委員の任期は本年末までとしています。

  制定委員会では設立以来、賛助金募集、運営委員会、シンボルマークの一般公募などの活動を行ってきましたが、今後は『ビタミンの日』当日の12月13日(水)に東京と静岡での記念イベント、12月16日(土)には記念シンポジウム(静岡)を開催するなど、主に博士の生誕地である静岡県を中心とした広報活動を展開し、全国に向けて『ビタミンの日』の情報を発信して参ります。来年以降は全国規模での活動に持っていくための計画等を検討中です。

  なお、『ビタミンの日』制定委員会は趣旨にご賛同いただいた企業、団体、個人の方からの賛助金によって運営されております。

制定委員会発足までの経緯


  鈴木梅太郎博士は、1874(明治7)年、静岡県榛原郡堀野新田村(現在の相良町堀野新田)に生まれ、東京の農科大学(現在の東京大学農学部)に学び、農学博士の学位を1901(明治34)年に取得。その後ドイツへ留学し、帰国後には東京帝国大学教授となりました。1910(明治43)年に鈴木博士は、当時その原因・予防が重要な問題となっていた「脚気」(かっけ)防止に有効な成分を米ぬかの中から抽出して「オリザニン」と名づけました。(「ビタミン」という名称は、1年後に同一の物質を発見したポーランド人のカシミール・フンクの命名が一般化)

  相良町は「ビタミン」を多く含むお茶や柑橘類などの農産物や海産物の主要生産地であり、また毎年夏には「ビタミンフェスタ」と銘打ったイベントを開催していることから、鈴木博士の研究発表90周年という節目に"郷土が生んだ世界に誇る鈴木博士の偉業を後世に伝えていきたい"という『ビタミンの日』制定の気運が高まりました。まず、石川達郎(社団法人鈴木梅太郎博士顕彰会理事長)、末木一夫(ビタミン広報センター・センター長)、富田勲(静岡産業大学教授)、西原茂樹(静岡県議会議員)、松下嘉男(静岡県榛原郡相良町長)の5氏による発起人会が発足。『ビタミンの日』制定委員会へと発展しました。

  制定委員会は静岡県内の住民や地域産業、ビタミン関連企業や団体が一体となって、『ビタミンの日』を中心としたイベントや広報・広告キャンペーンを積極的に展開することにより、より一層ビタミンの知識の普及に寄与していくとともに、この静岡発の全国に対する情報発信活動を通じて、「ビタミン」をキーワードとした経済的・文化的な価値創造を醸成していきたいと考えております。

今後の活動予定


『ビタミンの日』制定記念イベント
12月13日(水)
東京・新宿ステーションスクエア(静岡県の特産品の展示、配布)
静岡・相良町(小学校児童による鈴木梅太郎博士像への献花)

『ビタミンの日』制定記念シンポジウム
12月16日(土)
静岡市・グランシップ


シンボルマークを決定


  『ビタミンの日』制定委員会では10月より一般公募しておりました『ビタミン』をイメージした『ビタミンの日』シンボルマークの入選作品を決定いたしました。

  全国各地から応募いただいた669点の作品の中から制定委員会による審査の結果、大阪府豊能郡豊能町在住の大西ひとみ(オオニシ・ヒトミ)さん(35歳)の作品が最優秀賞に選出されました。デザインは「Vitamin」の「V」をモチーフにしたもので、大西さんには賞金として20万円が贈呈されます。最優秀賞の作品は、ビタミン関連企業や団体が一体となって行う『ビタミンの日』を中心としたビタミン関連のイベントや広報、広告キャンペーンに使用されます。

最優秀賞(賞金20万円)

大西ひとみ(オオニシ・ヒトミ) 大阪府豊能郡豊能町

35歳

製作意図

『「Vitamin」の「V」をモチーフ』







「ビタミンの日」制定委員会について


目   的 鈴木梅太郎博士が「ビタミンB1」(オリザニン)を当時の学会 (東京化学会例会1910年)に発表された12月13日を「ビタミンの日」として制定するために必要なすべての活動の推進母体として設立する。
名   称 「ビタミンの日」制定委員会
設立時期 2000年10月
活動内容 (1) 事務局の設置
(2) 2000年度活動計画
(3) 予算計画(収支計画)
(4) 全体スケジュール
(5) 役割分担
(6) 中期活動計画(2001年以降)
任   期 2000年9月〜2000年12月
主な活動
・ 制定委員会事務局設置
・ 運営委員会
・ シンボルマークの一般公募
・ 記者発表会
・ 記念イベント
記念シンポジウム
9月初旬
10月〜
10月〜11月
12月12日
12月13日
12月16日
賛助金募集活動
    ※ 制定に向けたすべての活動は、関連企業・団体・個人からの賛助金によって運営されます。
     

「ビタミンの日」制定委員会 名簿(50音順)


【顧  問】 石川 嘉延 (静岡県知事)
  遠藤 榮 (静岡県議会議長)
【会  長】 満田 久輝  (日本学士院会員、京都大学名誉教授、文化勲章受章)
【副 会 長】 岩井 和夫 (社団法人ビタミン協会会長、京都大学名誉教授、神戸女子大学名誉教授)
【制定委員】 石川 達郎
加藤 剛  
古賀 尚文 
鈴木 寿美子
左右田 健次
仲道 郁代 
長谷川 健太
原田 英之 
廣部 雅昭 
細谷 憲政 
星  猛  
松井 純  
松下 嘉男 
(社団法人静岡県薬剤師会会長、社団法人鈴木梅太郎博士顕彰会理事長)
(俳優)
(共同通信社)
(鈴与株式会社監査役、静岡県教育委員会教育委員)
(関西大学工学部教授、日本ビタミン学会会長)
(ピアニスト)
(元清水エスパルス選手、浜松大学・富士常葉大学サッカー部総監督)
(静岡県健康福祉部長)
(静岡県立大学学長)
(財団法人日本健康・栄養食品協会理事長)
(財団法人しずおか健康長寿財団理事長)
(静岡新聞社・静岡放送社長)
(静岡県榛原郡相良町長、鈴木梅太郎博士顕彰会理事)
【学術委員】 五十嵐 脩 
糸川 嘉則 
越智 宏倫 
勝沼 信彦 
木村 修一 
黒田 行昭 
清水 祥一 
橋詰 直孝 
福場 博保 
舛重 正一
美濃 眞  
村田 晃  
八木 國夫 
吉川 敏一 
(茨城キリスト教大学教授)
(福井県立大学看護福祉学部学部長)
(日本老化制御研究所長)
(徳島文理大学学長、徳島大学名誉教授)
(昭和女子大学大学院教授、ILSI-Japan会長)
(国立遺伝学研究所名誉教授)
(日本ビタミン学会名誉会員・ビタミンB研究委員会委員長)
(東邦大学医学部大橋病院臨床検査部教授)
(昭和女子大学短期大学部学長)
(東京農業大学教授、日本ビタミン学会・脂溶性ビタミン総合研究委員会委員長)
(医療法人清恵病院院長、日本ビタミン学会名誉会員)
(佐賀大学教授、日本ビタミン学会・ビタミンC研究委員会委員長)
(財団法人応用生化学研究所所長、日本ビタミン学会名誉会員)
(京都府立医科大学第一内科教授)
【運営委員】 興津 馨  
奥田 頼春 
合田 敏尚 
佐野 満昭 
柴田 俊二 
富田 勲  
西原 茂樹 
本目 武彦 
松林 隆一 
森田 明 
(静岡県健康福祉部薬事企画室長)
(社団法人静岡県農業振興公社副理事長)
(静岡県立大学食品栄養科学部助教授)
(静岡県立大学薬学部講師)
(静岡県経済農業協同組合連合会企画管理部長)
(静岡産業大学国際情報学部教授)
(静岡県議会議員、鈴木梅太郎博士顕彰会理事)
(静岡県榛原郡相良町地頭方地区協議会会長)
(松林工業薬品株式会社社長、鈴木梅太郎博士顕彰会常務理事)
(静岡県榛原郡相良町企画調整課課長)
【事務局長】 末木 一夫  (ビタミン広報センター長)


賛助金について


  「ビタミンの日」制定に向けてのすべての活動は企業・団体・個人からの賛助金によって運営されます。以下は制定委員会の活動にご協力をいただいた企業・団体の一覧です。
(50音順)

特別協賛企業

大塚製薬
三共
清水製薬
鈴与
ロシュ・ビタミン・ジャパン
協賛企業

アオキトランス
旭化成工業
アサヒビール薬品
活ノ藤園
鰍、なぎパイ本舗
エーザイ竃粧事業部
小野薬品工業
科研製薬叶テ岡工場
元旦ビューティ工業
協和発酵工業
グラクソ・ウエルカム
興和梶@
サントリー
叶テ岡カフェイン工業所
静岡県建設コンサルタンツ協会
(社)静岡県公共嘱託
土地家屋調査士会榛原支所
(財)静岡県生活科学検査センター
(社)静岡県薬剤師会
(財)静岡総合研究機構
信田缶詰
正田醤油
叶m丹ファインケミカル
第一製薬叶テ岡工場
武田食品工業
中央静岡ヤクルト販売
中部電力兜l岡原子力総合事務所
潟cムラ
東洋カプセル
東洋製罐
西静岡ヤクルト販売
日研フード
日興製薬
日清製粉
潟jッセー
日本国際生命科学協会
日本シャクリー
ネスレ科学振興会
はごろもフーズ
東静岡ヤクルト販売
ビタミン広報センター
潟tァンケル中央研究所
藤沢薬品工業
潟zーネンコーポレーション
ポーラ化成工業叶テ岡工場
ポーラフーズ
松林工業薬品
丸一物産
三基商事
潟~クニ相良工場
明治製菓
明治乳業
竃]月塗工
潟сNルト本社富士裾野医薬品工場
理研ビタミン
挙n辺園芸

この件に関するお問い合わせ先

「ビタミンの日」制定委員会 事務局(長澤、喜多)
TEL: 03−5614−9335
FAX: 03−3661−6684