ビタミンB1
  
 
ビタミンB1の働き

 
  ビタミンB1は神経に作用するビタミン
倦怠感、疲労感、眠気、憂鬱、運動機能の低下。これらはビタミンB1が不足してくると表れる症状です。ビタミンB1は神経に作用するので、病的に不足、つまり欠乏症である脚気にならないまでも、その前段階で不足していると、精神的、肉体的に影響がでてきます。
 
 ◎ ビタミンB1はストレスの解消に有効
高度に管理された現代社会は、さまざまなストレスが加わります。上手にストレスを解消することが、健康維持のために不可欠です。ストレスの多い人ほどビタミンB1の消耗が激しいので、栄養学的なストレス解消法として、十分にB1を補給することが大切です。
 
 ◎ アルコールを多く飲む人ほどB1の補給が必要

アルコールの代謝には、ビタミンB1が必要です。あまり食事せずに飲酒する人では、B1の補給自体も不十分なので、意識的なB1摂取が必要です。また、B1にはアルコール依存症に見られるウェルニッケ脳症(記憶力低下、精神障害など)の予防治療効果があります。

 

白米や糖分を多く摂る人はB1が不足しやすい

ビタミンB1は糖質の代謝に使われるので、白米や糖分の摂取が多いほど、需要量が増加します。一般に白米や糖分の摂取が多い人はたんぱく質や緑黄色野菜の食べ方が少なく、B1が不足しやすくなっています。
 
スポーツをよくする人はB1の消費が大きい
激しい肉体労働やスポーツをすると、ビタミンB1の消耗が進むことがわかっています。労働や運動の後に清涼飲料水やインスタント食品、パン、ご飯などを多くとると、さらにB1の需要が高まります。肉体労働やスポーツをする場合は、B1を十分に補給しましょう。
 

 
 

 
 
 
 
 
 

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